2023年11月30日木曜日

骨と筋肉の使い方

こんにちは。今年もあと1ヶ月です。インフルに注意して稽古に励んでください。今回の記事もYouTubeネタです。


まず、以下の映像をご覧ください。

合気柔術チャンネル 技術・理合#007 離れない手

https://www.youtube.com/watch?v=fpEHvB7R-_A


ご覧になりましたか?要するに触った手が離れないようにする技法です。この岡本さんという方は極真空手をやっていて以後いろいろな武術を体験し、合気柔術にたどり着いた人です。説明が解剖学的かつ力学的で、神秘的ではありません。ただし、人体各部の構造(特に骨と筋肉)をあらかじ仕入れておかないと、何を言っているのかさっぱりわかりません。映像の数は100本以上あります。多分、見て真似するだけですぐできるものもあるでしょう。その逆もありますが。


なぜ、私が合気柔術に興味を持ったかと言いますと、だんだん動けなくなってきたからです。筋力も瞬発力も歳とともに衰えます。それを補えないかと考えたわけです。岡本さんは、合気道は自分が動いて技をかけるが、合気柔術では自分は動かず相手を動かすようにして技をかけると説明しています。年寄り向きのような気がします。彼の技の説明詳細に興味があれば映像をご覧ください。


一つ言うなら、今まで何気なく行っていた私たちの倣い覚えた技が別の解釈のもとに効果的にできるということです。サンプル映像はいくつもありますが、以下のものはどうでしょう。橈骨と尺骨を意識して技をかける実例です。

合気柔術チャンネル 技術・理合#002 骨の技術① 

https://www.youtube.com/watch?v=0Cg5FVNxW18


さて、いくつか観ていた映像の中で、岩田師範に教えられた技の中に合気柔術の名残を見るものがあることに気づきました。岩田師範は岡本さんのような解剖学的な説明は一切しなかったのですが、技を効果的にするために岡本さんの説明を意識してやってみるとかなりうまくいくことがあります。


一つ具体的な技で説明します。袖取りされた時に面打ちして相手に手で防がせ、その手を擦り上げて後ろに倒す技、相手に前方に押させて前方に投げる技があります。この説明で技が理解できる人は岩田先生の系列の指導者に技を教えられた人だけでしょう。ともかく、前方に投げる時も「離れない手」が使えるようになれば、相手に強く押してもらわなくてもできるというわけです。岩田師範がその話をしたことはありませんでしたが、元々は離れない手があっての技だったのかもしれません。


一方、橈骨と尺骨を攻めるやり方で技を教えている映像が以下です。この教えを使って小手返しや一教、逮捕術の技の効果が今までと違ってくるでしょう。

合気柔術チャンネル 技術・理合#003 骨の技術②

https://www.youtube.com/watch?v=yAVBUc8fvvc



ここで紹介したことをあなたの師範の前でやると叱られると思いますよ。形式主義を重んじる師範が多いですから。





 

今回はここまでです。

 

お元気にお過ごしください。



師範


白井敬二







【12稽古予定表】



枇杷島スポーツセンター 

第2競技場 午後600分〜7時00


20



知立市福祉体育館 午後3時〜4時30分

 

6日、13

 

 


 

北スポーツセンター 10時〜1130  


第2競技場


17日、24日



NASPAスタジオ


3日、10日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。

 枇杷島スポーツセンターも北スポーツセンターも健康維持の目的で参加される「素直で攻撃的性のない」方を歓迎します。

 見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、返信メールが着信拒否で届かない(電話も受信拒否設定)場合があります。私からの返信メールや届くように(電話がかけられるように)しておいてください。

 護身術の個人指導も受け付けます。まずは連絡して下さい。


 

 

(メールアドレス)white1000million@gmail.com