名古屋市役所合気道部のお知らせ(79)
今日はちょっとだけ合気道と健康について書いてみます。というのも、健康が目的で合気道を始める人も多いからです。
結論から言うと、合気道家が皆「健康」ということはありません。それは植芝盛平開祖にしても例外ではありませんでした。岩田師範も私も同様です。合気道家で疾患を抱えていない人は皆無だと言っても言い過ぎではないでしょう。しかし、別に不思議なことではありません。
確かに合気道の稽古が身体に良い面はありますが、そうかと言って合気道をやっていればすべての疾患が防げるなどということは決して無いことは小学生でもわかることです。
加齢による心身の衰えはだれにも例外なく訪れます。また、稽古をやり過ぎれば関節や筋肉に疲労が蓄積し、痛みが出ます。時には疾病と言えるほどの症状にもなります。ですから、「訓練」だと称して長時間の厳しい稽古を強いる道場の方針は馬鹿げたことです。
そして、人格に個性があるように、骨格や筋肉、内臓にも個性があります。多くは遺伝的な要素に支配されます。ですから、ある人に簡単にできることが別の人にはなかなかできなくても当然です。同じ回数の稽古をしても同じ様に身体的な強さが得られないことも当たり前です。
試合のない合気道は自己満足の世界です。常に一緒に稽古に付き合ってくれる人への感謝を忘れず、互いの身体を気遣いながら長く稽古を続けられるようにすることが互いの幸せというものです。上達も、身体強化も薄皮を剥ぐように実現していけば良いのです。
心臓の悪い人、貧血の人、高血圧の人、腰痛の人、ひざ痛の人、それぞれの状態に沿って少しずつ稽古していけるのが合気道の良いところです。
師範 白井敬二
【6月の稽古予定表】
枇杷島スポーツセンター 第二競技場 午後6時15分〜7時15分
5日、12日、19日、26日(水曜日)
北スポーツセンター 第二競技場 午前10時〜11時30分
9日、16日、30日(すべて日曜日)
*いずれの会場も稽古1回ごとに300円の会費をお支払いいただきます
また、枇杷島スポーツセンターでは、個人使用料200円が別途必要です。
【重要】(入会について)
見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。入会者は基本的に名古屋市役所職員、家族(子どもは小5くらいから)、OB・OGです。見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、時々返信メールが着信拒否で届かない場合があります。私からの返信メールが届くようにしておいてください。
(メールアドレス)white1000million@gmail.com
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