先回の記事で整理体操のことを書きました。そして、実践してみました。教えている人たちからは何の反応もありませんが、私自身の感じでは稽古の翌日の痛みや張りが減少したように思います。なお、あるYouTube映像で、合気道家が珍しく整理体操のことを話し、怪我の防止のため、準備体操よりも整理体操に時間をかけていると語っていました。大いに参考にしたいところです。
さて、今回の主題です。今の私は主にセイフティ・アドバイザーとして活動していますので、合気道やその他内外の武術を参考にした護身術を教えることがあります。
今回は東京で講演会を開き、古くからの護身術の生徒に最新の護身術を伝授しました。しかし、思ったように教えられませんでした。
理由のひとつは場所の選択を誤ったことです。狭すぎたのです。
2つ目は、相手の強度を見誤ったことです。相手は長いこと打撃系の武道をしていてインストラクターまでしています。またヨガの女性講師です。それで、ある程度の「痛み」に対する強度があると思って、実践的に教えたのですが、結果は散々でした。
つまり、痛みに対してとても弱かったのです。もちろん、怪我などしませんでしたが、怯えてしまって、肝心の彼女の実践が中途半端になってしまったのです。自分よりも体格的にも、筋力的にもはるかに勝る暴漢には経験したことのない痛みを与え、隙を作って逃げ出すしかないと教え、その前提で始めた訓練でしたが、本人の腰がひけてしまってはいけません。
今回の経験から、教える相手が武道経験者であっても、自分の合気道の生徒と同等と思って教えるのは間違いだと気付かされました。本当に役立つ護身術を伝えることは容易ではありません。相手に教えを受け入れる態勢(精神および肉体の)作りをまず入念に行う必要があります。そのためには、まずは相手が本気で護身術を身につけたいと思っているかどうか(口ではなんと言っていても、です)を見極めることです。
あなたは、どうでしょうか?
では、また次回の記事でお会いします。
師範 白井敬二
【11月稽古予定表】
枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後6時00分〜7時10分
2日、9日、16日
北スポーツセンター 第二競技場 午前10時〜11時30分
13日、29日、27日
【重要】(入会について)
見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。
枇杷島スポーツセンターも北スポーツセンターも健康維持の目的で参加される「素直で攻撃的性のない」方を歓迎します。
見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、返信メールが着信拒否で届かない(電話も受信拒否設定)場合があります。私からの返信メールや届くように(電話がかけられるように)しておいてください。
護身術の個人指導も受け付けます。まずは連絡して下さい。
(メールアドレス)white1000million@gmail.com
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