2022年12月28日水曜日

頭が良くなるように

今年もあとわずかになりました。今年も1年間稽古に通っていただき、ありがとうございました。


思えば、Covid-19の流行とウクライナ戦争に影響された一年でした。そして、これからもそれが続きそうです。今進行中の中国での感染大爆発が日本に影響しないはずがありません。これまで以上に注意が必要です。今こそ生き残るための知恵が必要です。知恵と言えば、ひとつ岩田先生の思い出話があります。


30年ほど前の話ですが、割と早く一宮道場に到着していたので、子ども教室のお手伝いをしていました。岩田先生は子どもたちには優しく教えていました。そして、こんなことを子どもたちに言っていました。


「合気道は頭が良くなるようにするものだから、成績が下がるようなら稽古に来てはいけないよ」。


初めの頃はその言葉を聞いて不思議に思っていました。合気道と学校の勉強は関係ないと思っていたからです。


しかし、後になって、何度か「武道は頭が悪くては上達しないよ」と岩田先生に言われ、武道に骨格や筋肉の知識、生理反応、運動の原理、物理法則の知識が必要であり、それを実際の技法に応用する知恵、術理の解析も必要なことを強く感じるようになりました。まさに、頭の良さが必要だと納得しました。そして、特に人に技を教える立場になって、その思いが切実になりました。


直感的な感想ですが、自分が何の苦労もなくうまくできてしまっている技を「できない人」に教えることは極めて難しいことだと思います。逆に自分が苦労してできるようになった技を教えるのは割と簡単です。自分ができるようになるための上達のコツのようなものがわかっているからでしょう。


また、別な意味でも、岩田先生の「頭が良くなるように」という言葉が浮かんできます。教えるためには、相手の個性(精神的・肉体的ま)を読み取る能力と、相手に分かるように伝える能力が必要だからです。教えるという作業は、まさに、頭がよくないとできないことです。


「技は教えるものではない」、「技は盗み取るものだ」などという考えを弟子に押し付ける時代は過ぎました。共に研究していくという方がずっと楽しく、上達も早いでしょう。


来年もそのような指導方針で道場を運営していきます。


 

 

 師範


白井敬二







【1稽古予定表】



枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜7時00


18日、25

 

 

 

 

 

北スポーツセンター  第二競技場 午前10時〜1130



8日、15日、22日、29日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。

 枇杷島スポーツセンターも北スポーツセンターも健康維持の目的で参加される「素直で攻撃的性のない」方を歓迎します。

 見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、返信メールが着信拒否で届かない(電話も受信拒否設定)場合があります。私からの返信メールや届くように(電話がかけられるように)しておいてください。

 護身術の個人指導も受け付けます。まずは連絡して下さい。


 

 

(メールアドレス)white1000million@gmail.com


2022年11月30日水曜日

白道(びゃくどう)に関連した記憶

 

こんにちは。

 

何について書こうかと昨日から考えてきましたが、岩田先生とのエピソードを少し書いてみます。

 

白道(びゃくどう)に関連したことです

 

この言葉は、入門してしばらく経ってから、先生が弟子の前で長い話をされていたときに初めて伺ったと記憶しています。

 

文脈からして、それまで築きあげてきた技の体系を捨て去り、あらたな術理を打ち立てるという意味で白道という言葉を使っていたことは間違いありません(辞書を引いても出て来ない意味です!)。

 

「ある時、急に技が相手に効かなくなった。それで、一から考え直して、効く技の体系を作り上げたのだよ。これを白道(びゃくどう)と言うのだよ」というようなお話でした。それについての詳しいお話(何歳頃に、どんな相手に、どんな技をかけた時かなど)はありませんでした。


しかし、それまでの先生の教授内容からして、一つは「てこ」の原理を中心としたものだということは明らかでした。小柄で力の弱い人が大きな強い人に技をかけるにはてこの原理を使うことが大切だ、というような話は常々聞いていました。例えば、二教や五教の裏技で回転する時に相手の肘を自分の腰につけて、てこをかける(やったことのある人ならすぐわかりますね)というような場面です。実際、30Kgくらいの体重差ならこの技術で十分動きます。

 

もう一つ印象的に覚えているのは、「同時に」という言葉です。「〜をしながら、〜もする」みたいな意味です。「一、二、ではなく、一でやるんだよ」といろいろな技をする際に教えていただきました。複数の筋肉を同時並行的に使うと言えばわかりやすくなるでしょうか?実際のところ、人間の日常動作はいろいろな動きが同時並行的に組み合わされて成立しているのですが、合気道の技をかけようとすると一つ一つの動作に気を取られ、ギクシャクすることがよくあります。それを流れるように一気に達成することを稽古で要求されました。

 

さらに思い出すのが、動きを止めないということです。ほんの僅かずつでもずっと動き続けていれば、相手は抵抗しにくいが、いったん動きが止まればその時に反撃を受ける、という説明でした。これは剣の世界で有名な先生が語っている「等速度運動の原理」に近いものです。岩田先生から棒術で相手を倒すのに棒を回転させることで倒すという教えを受けた時にはとても新鮮でした。

 

加えて「気」を大切にされていたことも印象深く覚えています。気などというと神秘的に聞こえるかも知れませんが、自分の体勢を整え、相手の動きに即応できる精神状態から、爆発的かつ一点集中的な力を相手に加えると言えばわかりやすいでしょうか。

 

訳のわからないことを並べて、と思われたかも知れませんが、なるべくわかりやすく噛み砕いたつもりです。岩田先生はいつもそこまで詳しくはお話しされず、できないと顔をしかめられていました。「武道には天才が必要だよ」とよく言われていましたから、「技は盗むもの」という教えだったのでしょう。私は出来の悪い弟子で時には叱責もありましたが、今になれば懐かしい思い出です。

 

 

では、今回はここまでです。

 

寒さが今後一層厳しくなります。どうかご自愛ください。

 

 

 師範


白井敬二







【12稽古予定表】



枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜7時00


7日、14日、21

 

 

 

 

 

北スポーツセンター  第二競技場 午前10時〜1130



4日、11日、18日、25日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。

 枇杷島スポーツセンターも北スポーツセンターも健康維持の目的で参加される「素直で攻撃的性のない」方を歓迎します。

 見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、返信メールが着信拒否で届かない(電話も受信拒否設定)場合があります。私からの返信メールや届くように(電話がかけられるように)しておいてください。

 護身術の個人指導も受け付けます。まずは連絡して下さい。


 

 

(メールアドレス)white1000million@gmail.com


2022年11月1日火曜日

護身術指導のこと

先回の記事で整理体操のことを書きました。そして、実践してみました。教えている人たちからは何の反応もありませんが、私自身の感じでは稽古の翌日の痛みや張りが減少したように思います。なお、あるYouTube映像で、合気道家が珍しく整理体操のことを話し、怪我の防止のため、準備体操よりも整理体操に時間をかけていると語っていました。大いに参考にしたいところです。


 

さて、今回の主題です。今の私は主にセイフティ・アドバイザーとして活動していますので、合気道やその他内外の武術を参考にした護身術を教えることがあります。


今回は東京で講演会を開き、古くからの護身術の生徒に最新の護身術を伝授しました。しかし、思ったように教えられませんでした。


理由のひとつは場所の選択を誤ったことです。狭すぎたのです。


2つ目は、相手の強度を見誤ったことです。相手は長いこと打撃系の武道をしていてインストラクターまでしています。またヨガの女性講師です。それで、ある程度の「痛み」に対する強度があると思って、実践的に教えたのですが、結果は散々でした。


つまり、痛みに対してとても弱かったのです。もちろん、怪我などしませんでしたが、怯えてしまって、肝心の彼女の実践が中途半端になってしまったのです。自分よりも体格的にも、筋力的にもはるかに勝る暴漢には経験したことのない痛みを与え、隙を作って逃げ出すしかないと教え、その前提で始めた訓練でしたが、本人の腰がひけてしまってはいけません。


今回の経験から、教える相手が武道経験者であっても、自分の合気道の生徒と同等と思って教えるのは間違いだと気付かされました。本当に役立つ護身術を伝えることは容易ではありません。相手に教えを受け入れる態勢(精神および肉体の)作りをまず入念に行う必要があります。そのためには、まずは相手が本気で護身術を身につけたいと思っているかどうか(口ではなんと言っていても、です)を見極めることです。


あなたは、どうでしょうか?



では、また次回の記事でお会いします。




 

師範 白井敬二

 

 

 



 


【11稽古予定表】



枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜7時10


2日、9日、16

 

 

 

 

 

北スポーツセンター  第二競技場 午前10時〜1130



13日、29日、27日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。

 枇杷島スポーツセンターも北スポーツセンターも健康維持の目的で参加される「素直で攻撃的性のない」方を歓迎します。

 見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、返信メールが着信拒否で届かない(電話も受信拒否設定)場合があります。私からの返信メールや届くように(電話がかけられるように)しておいてください。

 護身術の個人指導も受け付けます。まずは連絡して下さい。


 

 

(メールアドレス)white1000million@gmail.com

2022年9月30日金曜日

整理体操のこと

早いもので、もう今年も後3ヶ月しか残っていません。今年は本当に「激動」の年です(過去形は相応しくありません)!全世界の人々が77年ぶりの戦争の目撃者になっているからです。しかも、戦争は今後益々激化する可能性が高いのです。

 

しかし、この戦争に対して私たちができることはほとんど何もありません。成り行きを眺めながら、日々の暮らし、仕事、そして稽古に励むだけです。

 

さて、合気道のブログらしい記事に集中します。

 

あなたは稽古の後に「整理体操」をしていますか?私の道場では以前に紹介したように準備体操には非常に注意を図り、約15分入念に行っています。しかし、整理体操はまったくしてきませんでした。私の師匠も整理体操はしていませんでした。その結果(断定はできませんが)、私自身が右膝、右肩に継続的な痛みを抱えるようになりました。

 

稽古後に筋肉の緊張を解き、血行を改善して老廃物を除去し、過熱した体温を下げてやることは身体のメンテナンスに大切なことだと身をもって知りました。

 

そこで、稽古の終わりに数分の整理体操を取り入れることにしました。以下のものに自分なりの工夫を加えます。具体的な動作は道場生に見せながら指導します。あなたも20年後あるいは30年後を見据えて整理体操を稽古に取り入れてください。決して無駄にはなりません。



出典 

http://www.kenko-choju.tochigi.jp/road/stretch.html 


 

また、来月お会いしましょう。


 

師範 白井敬二

 

 

 



 


【10稽古予定表】



枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜7時10


5日、12日、19

 

 

 

 

 

北スポーツセンター  第二競技場 午前10時〜1130



2日、9日、23日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。

 枇杷島スポーツセンターも北スポーツセンターも健康維持の目的で参加される「素直で攻撃的性のない」方を歓迎します。

 見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、返信メールが着信拒否で届かない(電話も受信拒否設定)場合があります。私からの返信メールや届くように(電話がかけられるように)しておいてください。

 

 

(メールアドレス)white1000million@gmail.com

2022年8月31日水曜日

護身について

 

暑さも和らいできましたが、お元気ですか?

 

今回は合気道から少し離れた護身のお話です。

 

私はセイフティ・アドバイザーとしても活動しています。ですが、合気道の技が護身に使えるとは教えていません。使えないからです。「使えない」の意味は複数あります。

 

護身に使える体術は大抵の場合、乱暴で相手を破壊するようなものです。そして、そんな技がたくさんあります。軍隊用の格闘術が典型的な例です。彼らの目的は相手を殺すことですから。ですから、軍隊である自衛隊式の合気道も相当に荒っぽいものです。

 

さて、日本という国はおかしな国で、犯罪加害者の人権は守られるのに被害者側が防衛すると警察はすぐに過剰防衛を持ち出します。例えば住居侵入犯が住人を襲った時に、刃物で立ち向かい、たまたま刺殺してしまったら、過剰防衛を問われる可能性が非常に高いのです。おかしな国です。

 

つまり、日本で身を守る際には相手を致命的に負傷させないことが大きな要件になります。

 

そんな風土の日本で身を守ろうとしたら、催涙スプレーが最も有効な手段になります。もちろん、刃物を持った相手にも有効です。しかし、催涙スプレーも男が所持すると職務質問の所持品検査で軽犯罪法違反に問われます。よほどのことがなければ実際に罪に問われることはありませんが。おかしな国です。

 

催涙スプレーについては海外のYouTuberが上げている映像に優秀なものがいくつもあります。日本のものはほとんどビジネス絡みです。基本的な知識を知りたいなら以下の私の映像をどうぞ。

https://youtu.be/yaB76hLaEsw

 

 

今回は護身について考察しました。

 

また、来月お会いしましょう。


 

師範 白井敬二

 

 

 



 


【9稽古予定表】



枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜700


7日、14日、21日、28

 

 

 

 

 

北スポーツセンター  第二競技場 午前10時〜1130



11日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。

 枇杷島スポーツセンターも北スポーツセンターも健康維持の目的で参加される「素直で攻撃的性のない」高齢者を歓迎します。

 見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、返信メールが着信拒否で届かない(電話も受信拒否設定)場合があります。私からの返信メールや届くように(電話がかけられるように)しておいてください。

 

 

(メールアドレス)white1000million@gmail.com

2022年7月31日日曜日

 YouTube映像を観ながら考えること

こんにちは。相変わらずの暑さですね。体調を崩さないように注意して下さい。


改修が終わって、道場が枇杷島スポーツセンターに戻ってきました。


最近のCovid-19の感染急拡大は気になりますが、世界的に見た対人口比死者数は低いままです。8月中には収束するでしょう。麻疹並みの感染力ですから、マスクはしても無意味です。とは言っても同調性圧力が極度に高い日本ですから、諸外国から笑われてもこの暑い最中でもマスクが外せません。悲しい国民性です。


さて、ここ数年の武道関連のYouTube映像は実に多彩です。10年前には考えられなかった多くの武道の映像が見られます。しかし、「再現性」の面ではどうでしょう?かつて私の師匠、岩田先生が口にしていた言葉を思い出します。曰く「ビデオを見てすぐ(その技が)出来るようになるなら、みんな(すぐ)達人になれる」。


この言葉には2つの意味があります。一つは、映像を見る人間の観察力と地力が必要だということです。つまり、映像の瞬間瞬間の極めて小さな動きと全体の動きの意味を的確に捉え、自分が再現できるだけの技量に達していなければ、何度繰り返し映像を見ても上達には結びつかないということです。


もう一つは、映像には嘘があるということです。映像の説明をしている師範の言葉が意味不明なことが多くありませんか?実際、本当のことを語る師範は少ないでしょう。自分が何十年もかかってやっとたどり着いた「秘訣」を簡単に明かすわけがないのです。プロなら当然です。また、端的な話「やらせ」もできます。何度も繰り返し練習し、約束事で技がかかっているように見えるだけかも知れません。そんな映像は見ても意味がありません。岩田先生は、演武会の様子を「くるくる回って無駄なことをしている」と評したこともありました。技は瞬時にかけるものだという意味なのだろうと当時の私は解釈していました。


さて、武道を志す人の多く(私も含め)は自分の体重の4倍、身長で1.3倍くらいの相手を「手玉」に取れるような「技」に憧れてその世界に入ります。しかし、それが達成できることはまずありません。私も同様です。「大は小を制す」、「速いものが遅いものを圧倒する」というのは物理学的に理にかなっているからです。体重55Kg、160cmの小男が220kg、2mの相撲の力士を手玉に取るようなYouTubeビデオが見られることが私の夢です。もし「私はできる」という人がいたら是非紹介してください。


少々味気ない話になってしまいましたが、武道に過大な期待を抱かないことという教えと受け取って下さい。武道の深奥を極めるという目標以外にも楽しめば良い、健康維持のためにやれば良い、護身のためにやりたい、など目標は人それぞれです。自分の目標に適した師範を探せば良いでしょう。


今回はここまでです。お元気にお過ごし下さい。





 

師範 白井敬二

 

 

 



 


【8稽古予定表】



枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜700


3日、10日、17日、24

 

 

 

 

 

北スポーツセンター  第二競技場 午前10時〜1130



7日、14日、21日

 

 

 

 

*スギ薬局知立福祉アリーナの稽古では1回ごとに500円の会費をお支払いいただきます。北スポーツセンターも同様です。


 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。

 枇杷島スポーツセンターも北スポーツセンターも健康維持の目的で参加される「素直で攻撃的性のない」高齢者を歓迎します。

 見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、返信メールが着信拒否で届かない(電話も受信拒否設定)場合があります。私からの返信メールや届くように(電話がかけられるように)しておいてください。

 

 

(メールアドレス)white1000million@gmail.com

2022年6月30日木曜日

準備運動不要論について

連日の熱波ですね。お元気でしょうか?


こんな暑い時に武道の稽古をするなんてまともな精神じゃない、と普通の人からは言われそうです。ですが、稽古した後の爽快感はなんとも言えないものがあります。もちろん、ビールも美味しいですが。


真面目に稽古の効用を考えてみると、エアコンの入った部屋に引き籠もってろくに運動せず、新陳代謝が悪化した状態が1時間だけでも身体を動かすことで改善するのです。


もちろん、酷暑の中の稽古では水分補給に細心の注意が必要です。よく言われることですが、「口が乾いた」と思う前に水分補給しないと熱中症の手遅れになることもあります。一定時間が経過したら乾きを覚えなくても水分補給するのが正しい対策です。


さて、最近あの甲野先生が「準備運動不要論」を口にされています。いわく、「準備運動をした後にはかえってパフォーマスが落ちる」というものです。非常に直観的な言葉です。身体意識をそのまま口に出したのでしょう。毎日休みなく稽古を続けている甲野先生と常人を同じレベルでは比べられません。


しかし、今や全国的に知られる先生ですから、YouTubeの呟きが一部の人に反響を呼んでいます。


ですが、私は事故や怪我防止の観点から言って、「準備運動不要論」には組みすることが出来ません。特に、週に1回や2回の稽古以外にろくに身体を動かさない人は真剣に準備運動をすべきです。筋骨に動く準備をさせなければ思わぬ怪我を招きます。


怪我と言えば、普通に畳の部屋で行う武道で一番多い怪我が足の指の骨折だと書いてあった本があります。厳密に調査した結果かどうかは不明ですが、実感として賛成できます。


素早く動こうとした時に足を畳にひっかけてしまい、親指をなどを巻き込むように体勢を崩し、体重が無理にかかって痛い思いをしたことはありませんか?それが骨折につながるのです。


こういう事故を防ぐためには足指の柔軟体操とともに、足首や膝、股関節の柔軟体操をしておく必要があります。身体はすべて繋がっていますからね。


最後に、またしてもCovid-19の感染者数や重症者数が微増に転じています。マスクのみ頼らず、しっかり換気をした環境で楽しい稽古に励みたいものです。


今回はここまでです。お元気にお過ごしください。





 

師範 白井敬二

 

 

 



 


【7稽古予定表】



スギ薬局知立福祉アリーナ 柔道場 午後600分〜700


6日、13日、20日、27

 

 

 

 

 

北スポーツセンター  第二競技場 午前10時〜1130



3日、10日、17日

 

 

 

 

*スギ薬局知立福祉アリーナの稽古では1回ごとに500円の会費をお支払いいただきます。北スポーツセンターも同様です。


 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。

 枇杷島スポーツセンターも北スポーツセンターも健康維持の目的で参加される「素直で攻撃的性のない」高齢者を歓迎します。

 見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、返信メールが着信拒否で届かない(電話も受信拒否設定)場合があります。私からの返信メールや届くように(電話がかけられるように)しておいてください。

 

 

(メールアドレス)white1000million@gmail.com