2022年6月30日木曜日

準備運動不要論について

連日の熱波ですね。お元気でしょうか?


こんな暑い時に武道の稽古をするなんてまともな精神じゃない、と普通の人からは言われそうです。ですが、稽古した後の爽快感はなんとも言えないものがあります。もちろん、ビールも美味しいですが。


真面目に稽古の効用を考えてみると、エアコンの入った部屋に引き籠もってろくに運動せず、新陳代謝が悪化した状態が1時間だけでも身体を動かすことで改善するのです。


もちろん、酷暑の中の稽古では水分補給に細心の注意が必要です。よく言われることですが、「口が乾いた」と思う前に水分補給しないと熱中症の手遅れになることもあります。一定時間が経過したら乾きを覚えなくても水分補給するのが正しい対策です。


さて、最近あの甲野先生が「準備運動不要論」を口にされています。いわく、「準備運動をした後にはかえってパフォーマスが落ちる」というものです。非常に直観的な言葉です。身体意識をそのまま口に出したのでしょう。毎日休みなく稽古を続けている甲野先生と常人を同じレベルでは比べられません。


しかし、今や全国的に知られる先生ですから、YouTubeの呟きが一部の人に反響を呼んでいます。


ですが、私は事故や怪我防止の観点から言って、「準備運動不要論」には組みすることが出来ません。特に、週に1回や2回の稽古以外にろくに身体を動かさない人は真剣に準備運動をすべきです。筋骨に動く準備をさせなければ思わぬ怪我を招きます。


怪我と言えば、普通に畳の部屋で行う武道で一番多い怪我が足の指の骨折だと書いてあった本があります。厳密に調査した結果かどうかは不明ですが、実感として賛成できます。


素早く動こうとした時に足を畳にひっかけてしまい、親指をなどを巻き込むように体勢を崩し、体重が無理にかかって痛い思いをしたことはありませんか?それが骨折につながるのです。


こういう事故を防ぐためには足指の柔軟体操とともに、足首や膝、股関節の柔軟体操をしておく必要があります。身体はすべて繋がっていますからね。


最後に、またしてもCovid-19の感染者数や重症者数が微増に転じています。マスクのみ頼らず、しっかり換気をした環境で楽しい稽古に励みたいものです。


今回はここまでです。お元気にお過ごしください。





 

師範 白井敬二

 

 

 



 


【7稽古予定表】



スギ薬局知立福祉アリーナ 柔道場 午後600分〜700


6日、13日、20日、27

 

 

 

 

 

北スポーツセンター  第二競技場 午前10時〜1130



3日、10日、17日

 

 

 

 

*スギ薬局知立福祉アリーナの稽古では1回ごとに500円の会費をお支払いいただきます。北スポーツセンターも同様です。


 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。

 枇杷島スポーツセンターも北スポーツセンターも健康維持の目的で参加される「素直で攻撃的性のない」高齢者を歓迎します。

 見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、返信メールが着信拒否で届かない(電話も受信拒否設定)場合があります。私からの返信メールや届くように(電話がかけられるように)しておいてください。

 

 

(メールアドレス)white1000million@gmail.com

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