2022年2月24日は人類史に長く伝えられる日になるかも知れません。ロシア・ウクライナ戦争の始まった日だからです。結果がどうなるかは現時点では不透明ですが、市民の死傷者が増えないことを祈るばかりです。
さて、あえてロシア・ウクライナ戦争と書きました。その理由はウクライナが果敢に戦っているからです。ロシアの一方的な侵攻という言葉だけでは語り切れません。もちろん、国際世論はプーチン批判です。主権国家を武力で侵略したからです。それはまぎれっもない事実です。
ですが、同じようなことを過去に何度もしてきた国があります。アメリカです。話をわかりやすくするためにイラク戦争だけに話を絞り込みます。あの時、アメリカはイラクに大量破壊兵器があるという「大嘘」をついて、自国民にみならず世界中を騙して無理やりイラクを侵略しました。
今回プーチンはウクライナ侵略がEUに加盟することが自国の安全保障に重大な驚異だと主張しています。また、ドネツク州・ルガンスク州のロシア人が過去にウクライナ政府に虐殺されたとも言っています。
これらについて世界は厳格に確認したでしょうか?少なくとも前者については、1990年2月9日の会議でジェームズ・A・ベイカー国務長官がミハイル・ゴルバチェフにNATOは東ドイツの領土を越えて東方に拡大しないと約束していたことは歴史的事実です。それが徐々に破られ、ソ連邦崩壊後のロシアの脅威になっていることは間違い無いでしょう。ウクライナがEUに参加するのは防ぎたいというロシアの主張は嘘ではありません。
過去に大嘘ついて戦争を始めた国には国際的制裁を加えず、今のロシアには世界中から制裁を加えるのは筋が通らないことです。
さて、人類史において、大国が小国を一方的に武力で侵略し滅ぼすようなことは数え切れないほど行われてきました。そこには「善悪」の判断などありません。大国がさらに領土を広げるのは当たり前だったからです。ですから、滅ぼされたくなかったら、十分な軍備を蓄え、隣国と協定を結び、侵略された時には戦うしか無かったのです。
現在では国際法があり、国連もあり、一応国家による一方的な他国への侵略に歯止めがかけられています。しかし、それは今回の事例でわかるように、絶対的なものではありません。ですから、究極のところ、力には力で対応せざるを得ないという論理は現在も生きているのです。
では武道の世界はどうだと言われるかも知れませんが、少なくとも日本は法治国家です。他人のものを奪い、負傷・死亡させれば法に基づき逮捕され、裁かれ、罪科を課せられます。それが国際関係との大きな違いです。くれぐれも、力に頼った一方的な無謀行為はしないことです。
師範 白井敬二
【3月稽古予定表】
枇杷島スポーツセンター 第二競技場 午後6時00分〜7時00分
2日、9日、16日、23日
北スポーツセンター 第二競技場 午前10時〜11時30分
6日、13日、20日、27日
*枇杷島スポーツセンターの稽古では1回ごとに300円の会費をお支払いいただきます(北スポーツセンターでは500円です)。
枇杷島スポーツセンターでは、個人使用料200円が別途必要です。
【重要】(入会について)
見学、お試し期間を経て、師範から正式に入会を許可され、入会申込書を提出して、正式な部員になります。まずは見学からどうぞ。
枇杷島スポーツセンターも北スポーツセンターも健康維持の目的で参加される「素直で攻撃的性のない」高齢者を歓迎します。
見学希望者は、 師範の白井敬二まで連絡いただければ幸いです。その際には、件名を「合気道」とお書きください。所属と、氏名、電話番号も明記してください。なお、返信メールが着信拒否で届かない(電話も受信拒否設定)場合があります。私からの返信メールや届くように(電話がかけられるように)しておいてください。
(メールアドレス)white1000million@gmail.com
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