(道場経営の経緯)
少し昔話をします。北スポーツセンター合気道教室の前の師範が急逝したことで経営を引き継ぎました。30年ほど前の話です。もし、それがなかったなら道場の経営者などにはならなかったでしょう。
その後の経営状況はごく一時期を除いて毎年赤字でした。段位を出して生徒を釣るということをしなかったからだと思っています。単なる「健康増進」や「文化継承」の目的では人が集まらないというところでしょう。岩田師範が「合気道で飯を食おうとするな」と諭された理由が実証できたわけです。
しかし、女性の生徒2名が残りました。今や二人は師範代です。その気があれば、私の後釜になるのもありでしょうが、そんな話をしたことがないので、わかりません。しかし、彼らに赤字(年に20万円ほど)を背負って道場経営を続けろ、などとは言えません。
前にも書きましたが、世襲制の財団法人合気会は、主に段位の発行で収益を集める点で、お茶やお花の世界と同じです。全国(全世界)の師範はその金銭収集システムの単なるコマです。ただ単に、生徒と共に稽古がしたい(ともに進歩していきたい)と思っているだけの人間にとっては面倒なことです。
(基本理念)
さて、師範として合気道を指導している中で共感できるある有名人の言葉を見つけましたので、以下に列挙します。
1、生徒は詰め込むべき容器ではなく、火を灯すべきたいまつです。
2、教育とは事実の学習ではなく、考える力を訓練することです。
3、自分の限界を受け入れると、それを超えることができます。
4、知識の唯一の源は経験です。
5、本当に価値のあるものは直感です。
6、学べば学ぶほど、自分がいかに何も知らないかを実感します。
以上のようなことを考えながら、指導と稽古に励んできました。今いる生徒たちと私は価値観を共有できる関係にあると思います。もはや、有象無象の多くの生徒は不要です。
(実践的映像)
合気道の技を実社会で応用すべく、護身術の映像をYouTube にアップしてあります。一本は限定公開ですが、特に女性にみていただきたくてこの場でURLをお伝えします。
合気の術を護身術に応用
https://youtu.be/nRsew1FM6f4
被災地の護身術
https://youtu.be/kEk3nURwK1I
師範
白井敬二
【9月稽古予定表】
・枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後6時00分〜7時00分
18日、25日
・スギ薬局知立市福祉体育館 午後3時〜4時30分
4日、11日
北スポーツセンター 午前9時〜11時30分
・北スポーツセンター NASPAスタジオ
1日、8日、15日、22日、29日
【重要】(入会について)
2024年12月まで、新規の稽古生の募集を一時ストップします。現在進行中の上級者向けの稽古が一段落するまでの措置です。
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