2024年11月30日土曜日

年をとってもできる合気道  


 

 このブログは合気道のブログですが、これまで随分多くの合気道以外の記事を書いてきました。まさにブログのブログたる所以です。

 

 今回は合気道の話をします。まず、来年1月からの稽古生募集の話です。1〜2名新規の稽古生を募集します。枇杷島スポーツセンターと北スポーツセンターそれぞれに募集します。条件です。小柄で運動神経のよくない女性、さらに師匠の言うことを素直に聞け、実行できる人です。もちろん、挨拶がきちんとできることも必要です。年齢は中学生以上70歳未満としておきます。多少の融通は本人のやる気次第で考えます。入会金はなし。一回の稽古につき千円の稽古代をいただきます。希望があれば、前もってメールしてください。一度に3名以上は受け入れませんので、待機になることもご承知おきください。なお、名古屋市役所合気道部ですが、一般市民も入会できることとします。もう一つ、一回だけの稽古で護身術を身につけたいという人も引き受けます。前もっての連絡でそう明言してください。

 

 ちなみに今やっている稽古はくるくる回る従来形式の合気道ではありません。動きは最小限にして、抜力した手の接触点と力の合成による誘導、関節の詰め、骨の弱点を攻めるなど合気の術です。加えて等速度運動や膝の抜きの技術も教えています。高い身体能力は不要で、身体への負荷はさほどではありませんが、受け身は必須なので最初におぼえていただきます。やってみてダメだと思う人もよくありますから、道着や帯は稽古を体験し、続けることを決意してから購入することをお勧めします。それまではジャージでOKです。

 

 

 私の道場では合気の術と合気柔術の稽古と習得を目指しています。力とスピードをできるだけ使わずに相手をコントロールする技術です。大半は岡本貢という武術家がYouTube映像で説明し、行なっている技を自らもできるようにし、弟子たちに教え、1年ほどでできるようになってもらったものです。その過程で故岩田師範の教えに合気柔術や合気の術が入っていたことを発見しました。そんなこんなで、稽古がますます楽しくなっています。なお、以前の記事でも詳しく書きましたが、私の道場では日本で唯一(と思っています)準備体操と整理体操に十分な時間を割いています。ですから、それを指示通り行うだけでも健康寿命が伸びることを保証します。

 

 

 

 今回はここまでです。

 

 

 

師範

 

白井敬二





【12月稽古予定表】


 

・枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜700

4日、18日


 

 

・スギ薬局知立市福祉体育館 午後3時〜430

 

11日、25

 

 


 


 

北スポーツセンター 午前9時〜1130 


 

 

第2競技場


22日



・NASPAスタジオ

 

1日、8日、15日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   2024年12月まで、新規の稽古生の募集を一時ストップします。現在進行中の上級者向けの稽古が一段落するまでの措置です。なお、見学とお試し稽古(護身術の希望も含め)は一回のみ無料で受け入れます。事前に白井までご連絡ください。以下のアドレスです。


h10zpg9ea5@hi3.enjoy.ne.jp

2024年10月29日火曜日

再び護身術の話

 こんにちは。今回は最近の強盗事件多発を受けてのものです。 

 

 まずは以下のYouTube映像をご覧ください。

 

合気の術を護身術に応用

https://youtu.be/nRsew1FM6f4

 

被災地の護身術

https://youtu.be/kEk3nURwK1I

 

 

 以前の記事で合気道が護身に役立つか、という話をしました。以下は過去の記事の切り抜きです。

 

「最初からあなたをがっかりさせるかも知れませんが、あなたが小柄で筋力も弱く、俊敏に動けないとしたら、あなたの合気道は護身には役立ちません。なぜなら、合気道は魔法のアイテムではないからです。物理学は無視できません」。

 

「合気道に期待しすぎるのは危険です。昔、南米から合気道を習いに来ていた若い夫婦がいました。彼らは合気道を習えば、相手がナイフを持ってきても拳銃を持ってきても勝てると本気で思っていたようですが、稽古を積んでいく内にそれが幻想であることを悟ったようです。周りはほっとしたものです。当初のままのメンタルなら、帰国したらすぐに殺されてしましまいますから」。

 

「相手が刃物を持って襲ってくるような場合、素手で対処しようとするのは全くのナンセンスです。あなたも何か物を持って対処すべきです」。

 

「日本で身を守る際には相手を致命的に負傷させないことが大きな要件になります。そんな風土の日本で身を守ろうとしたら、催涙スプレーが最も有効な手段になります。もちろん、刃物を持った相手にも有効です」。

 

「本当に役立つ護身術を伝えることは容易ではありません。相手に教えを受け入れる態勢(精神および肉体の)作りをまず入念に行う必要があります。そのためには、まずは相手が本気で護身術を身につけたいと思っているかどうか(口ではなんと言っていても、です)を見極めることです」。

 

 

 「強盗に侵入された場合、合気道は役に立つのか、という疑問が湧いてくるでしょう。あっさり言ってしまえば、役に立たないことが多いのです。理由は、

 

 

1)相手が武器を持っている。

 

2)あなたに相手と戦う準備ができていない。

 

3)狭い部屋で相手が複数の場合が多い。

 

 

くらいが考えられます。一つずつ見ていきます。

 

1)相手が武器を持っている。

 合気道でも対武器技を稽古しますが、それは約束稽古であり、模造刀などを使ったもので、動作も決まったものです。ですから、本気で本物の武器であなたを殺そうとしてくる相手に合気道の技が使えるとは思わないことです。そもそも素手と武器ありでは同じ体力であれば武器を持ったほうが有利なことは当たり前です。ですから、あなたも何かの武器ないしは武器の代わりになるものを使って対抗すべきなのです。先日のニュースで、高齢者の人が3人組の強盗にゴルフクラブを振り回して追い払ったという記事がありましたが、理にかなった対処法です。何でもいいですから、長いものを振り回し続けることは有力な対抗策なのです。

 

2)あなたに相手と戦う準備ができていない。

 1)で、技術的なことを言いましたので、ここでは心理的なことを言います。自分の家の中に見知らぬ男がいれば、ぎょっとして立ちすくんで声も出ないのが当然の反応です。刺されて亡くなった女性はよく声が出せたと思います。声を出すのは間違いではありません。ただし、同時に逃げるとかモノを投げつける、何かを振り回すことと一緒にやるべきなのです。じっとしていれば、声を出させないために武器(ナイフなど)を持った強盗は刺してきます。「強盗」「火事」「助けて」何でもいいですから叫びながら、何かを振り回しながら、投げつけながら逃げるのです。しかし、これは日常的に訓練していなければ、決してできません。まずはあっけに取られて立ちつくす時間をなくすように日頃から訓練してください。それは、肉体的というより心理的な訓練です。

 

3)狭い部屋で相手が複数の場合が多い。

 複数を相手にすることは絶対的に不利です。合気道に多人数掛けの演武もありますが、本物の武器を持った3人組に狭い室内で一斉に襲いかかられれば無傷ではすみません。そして、人は動脈が切断され15分経てば意識がなくなるのです。ですから、1)のように武器になるようなものを振り回すなりして、間合いを確保しながら大声を出し、威嚇して強盗を退散させるというのが正しい対処です。まともに素手で強盗に近づいては絶対にいけません。

 

 

 上の書き抜きを選びながら、過去に何回も強盗に対する記事を書いていることに少し驚いています。セイフティ・アドバイザーとして10年以上活動しているから自然にそうなるのでしょう。一貫して、「合気道は武器を持った強盗相手には役立たない」と言い続けています。今もその意見を変えるつもりはありません。

 

 さて、相手が複数の武器を持った強盗犯だとするなら、室内での最強の武器は「クマ対策用の大型催涙スプレー」です。3メートル以上離れたところから、いっぺんに複数の相手を戦闘不能にさせられます。たっぷりした容量がありますから、思いっきり吹付けられます。催涙スプレーを使うときには、相手を近づけてはいけません。近づくと相手の攻撃パターンが広がるからです。クマ対策用の大型催涙スプレーの弱点はやや大きく重いことですが、何よりも値段が高いことです。大雑把に言って一万円以上です。ですが、命がかかっていると思えば安いものです。よく言われる模造刀や木刀、バットなどよりも使うのに技術や体力が要りません。相手が死ぬこともありません。ただし、部屋の中にひどい臭気がただよい、壁やドアにシミがつき、取れなくなります。

 

 でも、クマ対策用催涙スプレーは外出時に持ち歩きできません。他にどんな「武器」が小柄で非力な女性に合っているでしょうか?そんなことを考えて編み出したのが以下の講演会でお教えする技術です。具体的な内容は以下の文面からわかる以上のことは前もってお教えしません。「隠し武器」は相手に知られないからこそ効果的だからです。もしあなたが小柄で体力に自信のない女性で、使える護身技術を習いたいなら以下の内容を熟読し、ご連絡ください。

 

 

2024テロ・災害対策講演会(10)

ボールペン1本でできる 【超絶効果】のセルフ・ディフェンス

 

最近、強盗やら連れ去りやら、刃物事件やら、物騒な事件がやたらと目につきます。また、近い将来必ずやってくる南海トラフ巨大震災発生時にはもっと犯罪が多発するでしょうが、警察を呼んでもすぐには来てくれません。とりあえずはその場の危険な状態を自力で乗り切る必要があります。でも、相手が大きく強かったら、あなたは相手の言いなりでしょうか?もし、それが嫌だと思うなら、本気で自分の身を守りたいと思うなら、ぜひこの機会を利用してください。合気道40年、居合道20年の私が武道のエッセンスをセルフディフェンスの技に変換させ、全くの素人でも長い修練なしに、すぐ使えるように手解きします。少数精鋭で、あなたの特性・体力に合った指導をします。

 

 

講  師   白井敬二(安全・安心研究会代表)

開催日時   2024119日(土)午後130分〜4

開催場所   東生涯学習センター 第4集会室

        名古屋市東区葵一丁目3-21 

費  用   3000円(持ち帰り品を含む、当日徴収)

定  員   3

       格     心臓疾患、呼吸器疾患などのない運動可能な女性

申込方法   以下の問い合わせ先にメールで以下を明記(件名)セルフ・ディフェンス講習会参加希望、(本文)氏名

申込期限   2024118日(金)

詳細問合先  h10zpg9ea5@hi3.enjoy.ne.jp

 

 

 

 今回はここまでです。



師範


白井敬二

 



 

 

【11月稽古予定表】


 

・枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜700

6日、20日


 

 

・スギ薬局知立市福祉体育館 午後3時〜430

 

13日、27

 

 


 


 

北スポーツセンター 午前9時〜1130 


 

 

第2競技場


3日、24日



・NASPAスタジオ

 

10日、17

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   2024年12月まで、新規の稽古生の募集を一時ストップします。現在進行中の上級者向けの稽古が一段落するまでの措置です。なお、見学とお試し稽古(護身術の希望も含め)は一回のみ無料で受け入れます。事前に白井までご連絡ください。以下のアドレスです。


h10zpg9ea5@hi3.enjoy.ne.jp


2024年9月30日月曜日

死なないための合気道


今回の記事の題名は物議を醸しそうです。


このような題名をつた伏線は以下の記事です。


(コピペ開始)


自称仏国籍の男に突き飛ばされたか、男性が頭を打って死亡 東京・新宿区

2024.9.29

https://news.ntv.co.jp/category/society/e6cb01307343462e9f1bb8fe10fce5fd


29日未明、東京・新宿区で自称フランス国籍の男が、67歳の男性に暴行を加え、ケガをさせたとして、逮捕されました。男性は、その後、死亡が確認されました。


警視庁によりますと、逮捕された自称フランス国籍のラフォレ・アレクサンドル・マチュー容疑者は29日未明、新宿・歌舞伎町の路上で野上明彦さんを両手で突き飛ばし、ケガをさせた疑いが持たれています。


野上さんは側頭部を強く打ち、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。


マチュー容疑者は野上さんと面識はなく、野上さんが飲食店従業員の女性と歩いているところに、マチュー容疑者が酒に酔った状態で近づき、トラブルになったということです。


マチュー容疑者は調べに対し、「まったく覚えていない」と容疑を否認しているということです。


(コピペ終了)


上のような状況で死なないようにするために合気道がどう使えるかというお話です。


まず、ものすごく基本的なことですが、新宿歌舞伎町みたいなヤクザな街に夜立ち入らないことです。猛獣が住んでいるジャングルに素手で入っていきますか?歌舞伎町はこんなところです。全国どの都市にもそういう危険なところは存在します。


合気道がどう関係するか?と言われそうですが、それは「準備」です。例えば、合気道の稽古をする時には、爪を切り、指輪やイヤリングを外すように指導されるでしょう。また、準備体操もしますね。それらはすべて稽古のための準備の一環です。もっと例を出すなら、台風やCOVID-19が流行している時には稽古を休みますよね。それも安全のための準備行動です。もちろん、基本的な体調管理も大切です。暴飲暴食や寝不足、過労の状態で稽古をするのは厳禁です。準備不足だからです。他にも精神状態のことも含め、何しろ準備が大切です。準備をきちんとすれば、大抵の危険は未然に防止できます。ということでもう一度言いますが、危険地帯に足を踏み入れないことです。


さて、ここからはもっと合気道の技術的なことを期待してあなたのためのお話です。記事によれば、67歳の彼はマチュー容疑者に両手で押されて突き飛ばされ、側頭部を強打して死に至ったようです。ですが、合気道をやっているあなたなら、頭部を庇う受け身が取れるはずです。畳の上ではなくコンクリートの上では、無傷ではすまないでしょうが、側頭部(あるいは後頭部)を強打することを避けるために、とりあえず受け身を取ってください。ちなみに、私は道場の稽古では手で畳を叩く柔道受け身をするなと教えています。強くコンクリートを叩けば手を骨折するからです。でも、真後ろに両手で強く押されたら、手で地面を叩いて頭部のショックを和らげるのは仕方ないかも知れません。それは例外です。受け身は考えなくても自然に身体が反応するレベルまで精度を高めておかないと役に立ちません。ですから、合気道の稽古で技を受けるのはとても大切なことです。元気な若い人はその辺りを理解できないことが多いのですが、私は技なんかすべて忘れてしまって良いから、受け身だけは身体で覚えて、決して忘れないように、とずっと言い続けています。


もう一つ、受け身的なことを言います。それは相手との間合いと身体の向きです。結論から言ってしまえば、相手の手の届かない距離を保ち、身体の向きは斜に構えるということです。つまり、相手の攻撃が届かない距離を保ち、相手から攻撃される面積を最小化するのです。そして、目で脅したり、大声で脅す相手の場合には、目線を相手の腕と手に集中させます。怯えて身体が萎縮しないようにして、相手の次の動きに瞬時に対応できるように準備をするためです。


もっと具体的な護身術を知りたいですか?でも、護身術はどんな相手にも通用すると思ってはいけません。特に相手と自分の体重差が50キロもあったら、大抵の技は封殺されます。それを前提として護身術を身につけたいなら、以下の映像をご覧ください。特に一つ目の技は入身の動作を真似するだけで相当なレベルまで到達できます。練習のパートナーがいればそれに越したことはありませんが、くれぐれも怪我には御注ください。

https://www.youtube.com/watch?v=nRsew1FM6f4


今回はここまでです。




師範


白井敬二

 



 

 

【10月稽古予定表】


 

・枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜700

2日


 

 

・スギ薬局知立市福祉体育館 午後3時〜430

 

9日、23日、30

 

 


 


 

北スポーツセンター 午前9時〜1130 


 

 

・北スポーツセンター NASPAスタジオ

 

6日、13日、20日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   2024年12月まで、新規の稽古生の募集を一時ストップします。現在進行中の上級者向けの稽古が一段落するまでの措置です。

2024年8月31日土曜日

雑感

 

(道場経営の経緯)


少し昔話をします。北スポーツセンター合気道教室の前の師範が急逝したことで経営を引き継ぎました。30年ほど前の話です。もし、それがなかったなら道場の経営者などにはならなかったでしょう。


その後の経営状況はごく一時期を除いて毎年赤字でした。段位を出して生徒を釣るということをしなかったからだと思っています。単なる「健康増進」や「文化継承」の目的では人が集まらないというところでしょう。岩田師範が「合気道で飯を食おうとするな」と諭された理由が実証できたわけです。


しかし、女性の生徒2名が残りました。今や二人は師範代です。その気があれば、私の後釜になるのもありでしょうが、そんな話をしたことがないので、わかりません。しかし、彼らに赤字(年に20万円ほど)を背負って道場経営を続けろ、などとは言えません。


前にも書きましたが、世襲制の財団法人合気会は、主に段位の発行で収益を集める点で、お茶やお花の世界と同じです。全国(全世界)の師範はその金銭収集システムの単なるコマです。ただ単に、生徒と共に稽古がしたい(ともに進歩していきたい)と思っているだけの人間にとっては面倒なことです。



(基本理念)


さて、師範として合気道を指導している中で共感できるある有名人の言葉を見つけましたので、以下に列挙します。


1、生徒は詰め込むべき容器ではなく、火を灯すべきたいまつです。

2、教育とは事実の学習ではなく、考える力を訓練することです。

3、自分の限界を受け入れると、それを超えることができます。

4、知識の唯一の源は経験です。

5、本当に価値のあるものは直感です。

6、学べば学ぶほど、自分がいかに何も知らないかを実感します。


以上のようなことを考えながら、指導と稽古に励んできました。今いる生徒たちと私は価値観を共有できる関係にあると思います。もはや、有象無象の多くの生徒は不要です。



(実践的映像)


合気道の技を実社会で応用すべく、護身術の映像をYouTube にアップしてあります。一本は限定公開ですが、特に女性にみていただきたくてこの場でURLをお伝えします。



合気の術を護身術に応用

https://youtu.be/nRsew1FM6f4


被災地の護身術

https://youtu.be/kEk3nURwK1I



師範


白井敬二

 



 

 

【9月稽古予定表】


 

・枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜700

18日、25日


 

 

・スギ薬局知立市福祉体育館 午後3時〜430

 

4日、11日

 

 


 


 

北スポーツセンター 午前9時〜1130 


 

 

・北スポーツセンター NASPAスタジオ

 

1日、8日、15日、22日、29日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   2024年12月まで、新規の稽古生の募集を一時ストップします。現在進行中の上級者向けの稽古が一段落するまでの措置です。

2024年7月31日水曜日

COVID-19闘病記

 

私たちの闘病で得た知見があなたの予防に役立つことを目的に書き進めます。まだ、喉が酷く痛み、発熱もしていますので、先ほど服用した頓服の薬効が切れないうちに書き終えます。時系列に書き進めます。


20日 愛妻(今後はAとします)喉の痛みを訴え、夕方私に耳鼻咽喉科の予約を依頼。喉が痛くて声が出ないため。予約完了。22日の月曜日。


21日 A終日横になっている。喉が痛いらしく。話もできない。


22日 A自分で車を運転して耳鼻咽喉科へ(私は免許返納者)。綿棒を入れる簡易検査でCOVID-19感染判明。5日分の投薬を受け帰宅。Aは私が昨日購入しておいたスープのみ摂取して就寝(しかし、風呂には入る!)。


23日 A終日横になっている状況。喉の痛みで喋れず。食事は水溶性のものばかり。


24日 A同上。私ののどにごろつき感を感じる。


25日 A少し病状改善したと洗濯実施。私の喉のごろつき感が少し強くなり、咳が少し出る。


26日 Aだいぶ症状が改善したと言い、軽い普通食に(油物は避けて)する。私の喉は痛みが出てきたが、さほど酷くなく、喉が痛いながら食事も普通にできた。


27日 A症状さらに改善していると言う。私は起きた時にひどい喉の痛みを感じる。体がだるく、発熱を感じたので、Aから体温計を借り検温。38.7度C。COVID-19感染の疑いが濃厚のため講演会参加予定者に中止をメール。こんな時に限って、追加の参加希望者が現れる。残念極まりなし。Aから予約なしでCOVID-19の対応をしてくれる近所のクリニックの推薦あり。2時間ほど間が空いたが、検査実施。COVID-19感染判明。投薬時にラゲブリオはどうかと勧められるも、壁に貼ってある料金表をみると3割負担で28,290円とあり、発症から5日以内に服用しないと効果がないこともあり、断った。普通の風邪薬と痛み止めの三種5日分を投与され、請求額は、2,280円だった。31日までの外出規制と8月5日までの人との接触時にマスク着用を指示される。回復中のAへの再感染は大丈夫かと医師に問うと、「そんなことは心配ない」と強気。


28日 Aは時々せきをしているものの食事は普通にできている。私は災害備蓄用のお粥を開封して食べる。喉が少し痛むけれどなんとか食べられる。今日も朝からごろごろしてきた。喉の痛み、せき、たん、鼻水と波状攻撃が辛い。時々熱が上がるのか、物事に取り組む気力が湧かない。ここまで書けたのは、頓服の効果か。




師範


白井敬二

 



 

 

【8月稽古予定表】


 

・枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜700

21日、28日


 

 

・スギ薬局知立市福祉体育館 午後3時〜430

 

14日

 

 


 


 

北スポーツセンター 午前9時〜1130 


・北スポーツセンター 第二競技場

25日


 

 

・北スポーツセンター NASPAスタジオ

 

4日、11日、18日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   2024年12月まで、新規の稽古生の募集を一時ストップします。現在進行中の上級者向けの稽古が一段落するまでの措置です。

2024年7月1日月曜日

師匠の前で稽古するな!

 

熱くなりました。昔稽古していた一宮道場はエアコンなしでしたので、とてつもなく暑かったです。今でも同じ様な環境で稽古している人もいるでしょうが、それだけで尊敬します。


さて、今回はYouTubeで観た映像の中で語られていた言葉が気になりましたので紹介します。「師匠の前で稽古をするな」という言葉です。??と思ったあなたは正常な感覚です。


もったいぶらないで、意味を説明します。「稽古は自宅でたっぷりして、道場ではその成果を師匠に見てもらえ、試してみろ」という意味です。ひとつ前置きを言いますと、私の観た映像は剣術の師範のものでした。合気道ではありません。ですから、参考にならないとあなたは思うかもしれません。ですが、ある程度(数年)合気道の稽古を続けていれば、自分で自分の手に技をかけたり、技の動きをイメージすることは可能です。また、相手がいなくても、足捌きや体捌きの稽古はできます。


ですから、「師匠の前で稽古するな」を荒唐無稽と考えず、ちょっとした隙間時間を使って技の工夫をしてみれば、確実に上達が早まります。今はYouTubeに優れた武術の映像がアップされています。ですから、「観て盗む」ことがある程度まで可能な時代です。もちろん、本当に重要なことは映像に映っていない(隠している)ことも多々あるでしょうが、スピードを落として何度も見直してみると突然インスピレーションが湧いて理解が進むこともあります。それも慣れです。自分の感性や理解力に合う映像を探して継続的に何度も観ることが大切です。


そう言えば、「道場以外でも、日常生活すべてが稽古だよ」と私も岩田師範に言われたことがありました。入門して3〜4年だったと思います。仕事がひどく忙しい時期だったので、内心「そんな暇はないですよ。仕事が終わったらぐったりで、食べて寝るだけす」と思っていました。今思うと罰当たりなことを考えていたものですが、岩田師範はそれもわかっていたのでしょう。「プロを目指す必要はないし。できないよ」とも言われました。武道では食っていけないことを身をもって知っていからの言葉だと思っていましたが、私の態度を敏感に感じて取っていたのかもしれません。




今回はここまでです。


熱中症にご注意ください。



師範


白井敬二

 



 

 

【7月稽古予定表】


 

・枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜700

17日、24日、31日


 

 

・スギ薬局知立市福祉体育館 午後3時〜430

 

3日、10日

 

 


 


 

北スポーツセンター 午前9時〜1130 


・北スポーツセンター 第二競技場

7日、14日


 

 

・北スポーツセンター NASPAスタジオ

 

21日、28日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   2024年12月まで、新規の稽古生の募集を一時ストップします。現在進行中の上級者向けの稽古が一段落するまでの措置です。

 

2024年6月1日土曜日

雑感「勝つことについて」

こんにちは。今回はアラカルト的なお話しです。以前のお話と一部重複しますが、ご容赦ください。


合気道は基本的に自分が速く、強く、正確に動いて相手を動かし、あるいは相手の攻撃を避けて技をかけます。それは相手に自分の身体(着衣も含めます)の一部を持たせるか否かによる違いです。そして、合気道は一般的に本当に強く早い突きやパンチ、斬りに対する稽古をしません(怪我防止のためです)ので、早いパンチや蹴りでいろいろな角度から攻撃されると一瞬に倒されてしまいます。それは、稽古の目的と方法が試合や実戦に沿ったものではないからです。それで、昔から喧嘩に手っ取り早く強くなりたいなら、打撃系を習いなさいと言われる所以です。ですが、基本的に打撃系のスポーツには体重による階層があります。それほど、打撃と体重には相関関係があるのです。大きく、重いものの打撃力の方が小さく、軽いものの打撃力よりも破壊力が大きいことは物理学を持ち出すまでもなく、常識です。いじめっ子は大抵身体が大きく、腕力が強い所以です。


では、小さく、力の弱い者は常に虐待される側かといえばそうではありません。大きく、力が強い者に小さく、力の弱い者が勝つ方法はいくつもあります。勝つという言葉を戦略的にまで拡大すれば、相手に殴らせ(蹴らせ)、法的制裁を与えることも勝つための手段に入りますが、たまには自分が死んでしまうこともありますので、お薦めはできません。広義の意味で「安全に勝つための秘訣」をひとつ語るとしたら、それは「逃げる」ことです。100メートルを13秒くらいで走れれば、ほとんどどんな暴漢からも逃げられます。しつこい相手もいるかも知れませんので、200メートルを30秒ほどで逃げる訓練をしましょう。年齢が若ければ、そして身体に何か疾患を抱えていなければ、一番手っ取り早い「勝つための秘訣」の獲得方法です。なお、効率的な走り方はYouTubeでも探せます。

いやいや、そんな消極的な逃げの方法など真平だという方にお聞きしますが、「あなたに覚悟はありますか?」つまり、長い時間、痛みに耐え、罵声を浴びながら、体力を目一杯使い、怪我をする危険性も受け入れて稽古しますか?ということです。そして、それでも、自分の1.5倍の大きさがあり、2倍の体重を持つ相手には、対等に戦えば、ほぼ勝てません。それも含めて受け入れられますか?とお聞きしています。


もう一つ、別の視点を提示します。対等に戦うという前提を放棄すれば、あなたは大抵の相手に勝てます。つまり、武器を使うわけです。もちろん、使い方の修練は必要です。しかし、肉体を鍛えるよりははるかに楽でしょう。でも、ここで一番大きな問題は「違法性」を問われることです。簡単に言うなら、素人が出刃包丁を持ち歩けば、それだけで銃刀法違反です。ましてや、それで人を刺せば、相手との戦いには勝てるかもしれませんが、あなたは刑務所に入ることになります。それでは戦略的な敗北です。武器になるものの種類は5万とあり、相手に致命的な負傷をさせないものもありますが、日本では武器を使ったときに「正当防衛」がほとんど認められないことを覚えておいてください。そういうリスクを冒してでも相手に勝ちたいですか?と改めてお聞きします。イエスなら、方法は自分で探し、それを自分で訓練して下さい。YouTube で「自己防衛 武器」で検索すれば(英語のSelf Deffence Weapon の方がたくさん出てきます)、すぐ出てきます。


ここでまた、消極的手段に戻ります。昔から高名な武術家は平時においては、むやみに人と争うなと教えています。争いの種となるような言動・行動を慎み、失礼で不当なことを言われてもやり過ごし、相手に敵意を持たせないようにしなさいと教えています。先に「逃げる」という物理的な勝ちを収める方法を提示しましたが、こちらは精神的・心理的な勝ちを収める方法です。


何を口先ばかりの戯言を、と思われたかも知れません。しかし、合気道や合気の術、その他武器技を稽古していて最近よく思います。稽古の相手をしてくれている人には感謝するばかりです。稽古は信頼がなければ成立しません。相互的に技や肉体の状況が向上していることを確認する共同作業です。そんな相手に恵まれたことを感謝しないで、何が稽古でしょうか。勝ち負け、優劣を競い合う稽古は下の下のように思います。



今回はここまでです。


熱中症にご注意ください。



師範


白井敬二

 



 

 

【6月稽古予定表】


 

・枇杷島スポーツセンター 第2競技場 午後600分〜700

19日、26日


 

 

・スギ薬局知立市福祉体育館 午後3時〜430

 

5日、12日

 

 


 


 

北スポーツセンター 午前9時〜1130 


・北スポーツセンター 第二競技場

9日、16日


 

 

・北スポーツセンター NASPAスタジオ

 

23日、30日

 

 

 

 

【重要】(入会について)

 

   2024年12月まで、新規の稽古生の募集を一時ストップします。現在進行中の上級者向けの稽古が一段落するまでの措置です。

 

問い合わせなど

 

(メールアドレス)white1000million@gmail.com