2025年6月30日月曜日

私の修行時代(1)

そんなものを書いてもらっても、という声が聞こえてきそうですが、これは「ブログ(オンライン日記)」ですから、私が勝手に書くだけです。



合気道に関心を持った直接のきっかけは、以前の記事にも書きましたが、「腰痛」でした。30歳を過ぎた頃から、ひどい腰痛を発症しました。整形外科にいったり、整体にいったりとずいぶんいろいろなことをやったのですが、2年経っても一向によくなりませんでした。ついには寝返りもできないほどになりました。当時どうやって仕事に行っていたのか、記憶にありません。今思えば、仕事に行くこと自体が腰痛悪化の原因になっていたのかもしれません。机にしがみついて大量文書を処理していましたから。


ともあれ、何かの時に熱田神宮の古武道大会のことを知りました。そこで合気道の偉い先生が演武をするということで、見に行きました。合気道を初めて見たので、岩田師範がどんな演武をしたのか記憶にありませんが、裂帛の気合いがあったことを覚えています。おっかけのようにトイレで岩田師範に声をかけました。「私にもできますか?」と言ったことは覚えています。師範が「誰でもできます。道場にいらしゃい」みたいな答えを返していただいたことを覚えています。


少し経ってから、住所を頼りに一宮市馬引にあった岩田師範の道場を訪ね、入門させて頂きました。最初の頃は少し受け身の稽古をすると目が回り、吐き気がしました。少なくとも3ヶ月くらいはそんな状態でした。きっと三半規管がひどく弱っていたのでしょう。日頃運動していないので当然のことながら体力もありませんでした。目が回るのがおさまった頃から少し腰の痛みが和らぐようになりました。そして半年後にはなんと腰痛がほぼなくなったのです。わたしにとっては奇跡でした。少しずつ技もできるようになって面白くなり、稽古に熱心に取り組むようにもなりました。


腰痛の痛みは改善したのですが、稽古は痛かったです。先輩たちのかけてくる二教、三教、四教、五教、すべての技が飛び上がるほど痛かったです。それでも、毎週火、木、土の稽古日になるべく休まないように出かけました。よく通ったものです。稽古のある日は、職場で残業もしなければ、飲み会も全て断りました。そして、慣れてくると稽古の足しになると言って(バス代の節約もありました)、一宮駅から徒歩で道場に向かいました。30分くらいかかったと思います。今ではとても考えられません。途中の食堂で早めの夕食をとりましたが、厳しい稽古で戻しそうになることもあったので、いつも軽めのものを選んでいました。


大人の稽古は午後7時からでしたが、午後6時からは子どもたちへの指導時間でした。近所の子どもたちが多い時には15人くらいいたかと思います。初めは見学だけしていましたが、初段を取った頃(3年目くらい)から、師範の指導の手伝いも少しするようになりました。まあ、いうことを聞かない子どもたちでしたが、岩田師範が静かに話す言葉には素直でした。今思えば、怒った師範の恐ろしさをよく知っていたからでしょう。


今回はここまでです。何しろ40年も前のことで記憶も定かでありませんが、次回以降もできるだけ書き続けてみます。


 

 

師範

 

白井敬二




(参考)



1)北スポーツセンター合気道教室および名古屋市役所合気道部稽古風景 徒手


2)北スポーツセンター合気道教室および名古屋市役所合気道部稽古風景 対武器


3)北スポーツセンター合気道教室および名古屋市役所合気道部稽古風景(3)武器対武器






【7月稽古予定表】


 

・枇杷島スポーツセンター 水曜日 夜 第2競技場 午後600分〜730

2日、9日


 

 

・スギ薬局知立市福祉体育館 水曜日 午後 柔道場 午後3時〜430

 

16日、23日、30日

 



 

 

・北スポーツセンター 午前10時〜1130 


 

・第2競技場


13日、20日



・NASPAスタジオ

 

6日、27日

 


 

*稽古代はどこでも一回1,000円です。入会金はありません。

 

 

【重要】(稽古について)

 

   新規稽古生を募集中です。一回だけの稽古でもOKです。小が大に対抗できるようにしたい、社会に役立つようにしたいという思いから、長く続けられる小柄な男女に合気道と護身術をお教えしたいと思います。参加希望者は事前に白井までご連絡ください。以下のアドレスです。


h10zpg9ea5@hi3.enjoy.ne.jp


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